今まで太陽光発電所の除草作業について色々と語ってきましたが、未だに何が一番良いのか結論は出ていません(´・ω・`)
現時点で一番のお勧めは、
「パネルの南側だけ防草シートを敷き、その周囲は液状除草剤を撒く」
というものです。
この方法が一番コスパが良いと思うので、自分自身の太陽光発電所でも取り入れています。
「その周囲は液状除草剤を撒く」
と言っても、太陽光が県外にある方にとっては、年に数回も現地に行くことは難しいと思います。
ですので、その部分は粒状除草剤で対応するのが無難かと思いますが、その辺りはコスパを考えて何が一番良いか検討頂けたらと思っています。
太陽光発電所が県外にある方は、そのほとんどの方が防草シートを一面に施工されていると思います。
防草シートを一面に敷くとなると、敷地面積とそのシートの質にもよりますが、100万円~150万円程度の費用が掛かります。
FITが20円以上の時代であれば良いのですが、これがFIT18円や14円となるとこれらの費用が重くのしかかってきます。ですので、除草に掛ける費用は少しでも抑える必要が出てきました。
20年間のコスパを考えると一番お得なのは当然、
液状除草剤
です。
ただ、ここに作業の手間が入りますので、そこで防草シートとどちらが有利なのか区別が難しくなります。
繰り返し言いますが、一番お勧めなのはパネルの南側だけに防草シートを敷いて、その他は除草剤で対応することです。
しかし、この防草シートは風に弱いので過信はできません。
先日除草剤を撒きに行った発電所の隣ですが、防草シートが見事に捲れていました。
肝心なパネルの南側部分が捲れていますね。
フェンスも傾いているのが分かります。
こちらの防草シートが敷かれてから、山口県で強風は吹いていませんが、それでもこの状況です。台風が直撃したらどこまで剥がれるのでしょうか(;´Д`)
手前のピンを見ると分かりますが、広範囲に渡ってピンが抜けかけていました・・・。
こちらは契約対象外の方でしたが、さすがにパネルに防草シートがかかっているようであれば対応したいと思いましたが、現時点では発電に直接影響がないので放置しました。
山口県は一昨日春一番が吹いたので、この写真よりさらに酷い状況になっているでしょうね(´・ω・`)
防草シートは地面の状況によっては、30cmの長いピンを一番密度の高い50cm間隔で打ったとしても、台風などの強風で飛んでいく可能性は十分にあります。
そのような地盤の場合は、シートの上にコンクリートブロックを置いて対応しますが、これが意外に手間とお金が掛かり、さらに見栄えも悪くなるので、ここまでするのであれば防草シートを施工するのも検討し直した方がよいかもしれません。
防草シートは風に弱いというデメリットに加えて、
1.シートの隙間から結構草が生える
2.シートの上に砂が堆積するとそこから草が生える
3.竹や笹などの硬い草は突き抜けて生えてくる
4.施工料金が高い
といったデメリットがあります。
除草剤とどちらが良いのか、ケースによって使い分けしていきましょう!(^^)
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