太陽光発電所における除草方法ですが、大きく分けて以下の4種類あります。
1.草刈り機
2.防草シート
3.液状除草剤
4.粒状除草剤
これらの方法は一長一短で、どれが確実に優れているとは一概に言えません。太陽光発電所の設置場所や土地の形状、周囲の状況などによっても、最適な除草方法は大きく変わってきます。
そのため、太陽光発電所を運営されている方々も、これらの方法のどれを選択するのが良いのか悩まれていることと思います。
昨年(2018年)の5月、この太陽光発電所における除草方法について、どの方法が良いのかコスパを考えてみました。上記に挙げた状況はあえて無視をして、それらを考慮する必要のない土地を条件としています。
それから早一年弱。私も除草スキルがそこそこ身に付いてきたので、この表を改めて見直してみることにしました。
新しい表がこちらになります。
(クリックすると拡大します)
300坪の広さを想定していますので、土地の広さに応じて金額は増減します。
前回の表の内容は、すべて手弁当でやった場合の計算なので、今回との比較にはならないかもしれません。今見直してみると、防草シートに★5を付けているのが懐かしいです(´・д・`)
今回の人件費は、業者等に依頼したときの計算で出しています。それでも、かなり安い金額で出していますので、この1.5倍~2倍近く取られてもおかしくはないでしょう。材料費にも営業コストは上乗せしていません。
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人件費を考えなければ、「草刈り機」が一番安くなるかと思いきや、原材料費だけで考えると「液状除草剤」が一番低コストという結果になりました。
ここでは「農耕地対応のグリホサート」で計算していますので、非農耕地用グリホサートであれば除草液代は半額となり、20年間の原材料費は12万円になります。
ただ、液状除草剤は噴霧するのに意外と時間が掛かるので、人件費もそれなりに発生します。その点、粒状除草剤は散布にそれほど時間が掛からず、人件費はおおよそ半分で済みます。
こうやって見ると、粒状除草剤がすべてにおいて優れているようですが、必ずしもそうとも言えません。
粒状除草剤は「これから生えてくる草」を抑制する作用があり、「今生えている草」には効果がありません。なので、粒状除草剤を使う際には、事前に液状除草剤や草刈り機で下準備をしておく必要があります。
粒状除草剤の欠点として、均一に散布するのが意外に難しいことが挙げられます。
撒きムラがあるとその部分から草が生え、結果的に液状除草剤を併用しなければならなくなります。
もう一つの欠点は、散布時に風で舞ったり、雨などによって薬液が周囲に流出する恐れがあり、さらに薬効が強く効果も長いことから散布は慎重に行う必要があります。周囲に田や畑がある時は、トラブルを避けるためにも使わない方が良いでしょう。
その点、液状除草剤は葉に薬液が掛からなければ問題ないので、周囲に田や畑があっても芽が出ていない状態であれば大丈夫です。農耕地対応の除草剤であればなおさら安心です。
ラウンドアップを初めとしたグリホサートの薬害がヨーロッパで今問題になっています。
海外では小麦を収穫する際に、収穫を容易にするためにグリホサートで枯らしてから収穫することもあるそうです。
他にも、ラジコン飛行機で上空から農薬を振りまく写真を何度か見たことがあります。
ただ一様にグリホサートやその他の農薬を非難するのではなく、これらの問題点を是正し、適切な使い方を進めていければ良いのではないでしょうか。ただ、それが難しい現状があるから、一律して販売禁止になるのでしょうね・・・
日本でもいずれ規制が掛かるかもしれませんが、規制がある無しに関わらず適切な使用を心掛けていきたいと思います!
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