いつものようにヤフーニュースを確認していると、ちょっと気になるニュースがありました。
九州電力は3日、大停電の回避を目的に再生可能エネルギーの受け入れを一部遮断する「出力抑制」を実施した。先月中旬に離島を除き国内で初めて実行してから通算5回目。過去4回はいずれも太陽光発電のみを抑えたが、この日は風力発電も初めて対象にした。
元ニュース「朝日新聞DIGITAL」
ん?5回目の抑制にして初めて風力にたどり着いたということは、再生可能性エネルギー全体における抑制量って大したこと無いのでは?
5回目で回ってくるということは、単純に全体の1/5で割合にすると20%ですよね。
私が当初想定していた、春と秋の土日祝日全部を抑制されるとなると、32日間が対象になる予測でした。
さすがにそれは無いと思いたい所でしたが、その32日間の20%、それも快晴の日だけと考えると当初考えていたより大幅に少ない抑制量になりそうです。
超ざっくりですが、32日間が制限対象の期間だとして、そこから実際に抑制されるかもしれない日数を予測してみました。
32日間のうち、快晴では無いことから抑制が行われない日が2割あるとして、
32日×0.8=25.6日
25.6日×20%=5.12日!
前回計算した32日の抑制からすると、約5日分というのはかなり現実的です。
これなら九電管内に太陽光発電所をお持ちの方も、一安心かと思います。
ただ、これはあくまで現時点での皮算用ですので、今後再生可能性エネルギーが増えると話は変わってくるでしょうね。FIT単価の高い既存の契約者に対し、発電所の設置を急がせている関係もあり、来年度には太陽光発電所が急増することが予測されています。
個人的には、高単価で契約している物の半分以上は、作りたくても作れない状況にあるのだと思っています。自分自身もFIT21円から初めて、すでに3件ほどそのような案件に当たってしまいました(-_-♯)
ですので、既存の太陽光発電所と同じ規模の発電所が未可動とは言え、実際にはその半分程度も可動できないと踏んでいます。
ところで、九電の出力抑制が20%程度だと書きましたが、実際はどうなのでしょうか?
九州電力のサイトに行くと詳細なデータがありました
「再エネ接続量に対する比率」とありますが、そこを見ると1回目が7%、2回めが12%とかなり少ないことが分かります。日を増す毎に少しずつ抑制量は増えます。土曜日より日曜日が多いことも見て取れますね。
最終の11月4日(日)には、21%もの抑制になっています。
ただ抑制が行われた6日間を平均すると14.3%程度の抑制だったことが分かります。
九電管内の再生可能性エネルギー全体で、14.3%の出力抑制が行われている事実。
これをどう見るかですが、私個人としてはこの程度なら事業は継続できると考えています。
しかし、繰り返しますが来年度以降は太陽光発電所が急激に増えることが予測されていますので、それに比例して出力抑制の割合も増えることは間違いありません。
今年度の出力抑制を見て太陽光発電所を設置する際には、来年度の出力抑制を5割増し以上でシミュレーションすることをお勧めします(´・ω・`)
私の計算はあくまで皮算用なので、参考になされないように(^^;)
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