野立ての太陽光発電所におけるO&M(オペレーション&メンテナンス)が義務化されてからしばらく経ちますが、皆さんどのようにメンテナンスされていますでしょうか?
日常の保守点検事項として、
1.パネルの割れ
2.ケーブルの切断
3.パワコンの異常(異音等)
4.架台のズレや歪み
5.フェンスの破れ
この程度は太陽光発電所に訪れる度に、特に意識してなくても確認している部分ではないかと思います。
ただ、これをきちんとした保守点検という名目にするなら話は別です。
JPEA等が発行している「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」では、その点検項目を細かく100ヶ所以上に区分けしています。
さすがにこれらを毎回すべて点検する訳にもいきませんので、重要度に応じて点検頻度を考慮する必要があります。
一般的な点検項目では目視が重視され、上記の点検項目がメインとなります。
ただ、それだけでは点検項目としては不十分で、太陽光パネルがきちんと発電しているかどうかを確認する必要があります。
私は、太陽光パネルの点検をするにあたり、以下の3冊の本を購入しました。
どれも専門的で詳しく書いてあるのですが、とりあえず太陽光パネルの点検をするのであれば、一番右の「太陽光発電システムの不具合事例ファイル」が分かりやすいと思います。
大きな目次としては以下の3つです
1.太陽光発電システムのメンテナンスの実態
2.不具合点検に必要な太陽光発電システムの知識
3.住宅用太陽光発電システムの現地調査事例
ただ、内容をパラパラと見てみるとこれらの目次の内容というよりも、サーモグラフィを使用した異常の検知と、IVカーブを確認した上での異常検知に徹しているような内容でした。
個人的には、この「サーモグラフィ」と「IVカーブ」の2つによる点検が太陽光発電所における2大点検だと思っているので、この2つの点検内容が網羅されていることは大きいです。そういう意味では、この本は私が求めていた本だと言えます( ・`д・´)
当然ですがサーモグラフィはカラー写真がふんだんに使われており、ホットスポットの発生などについてとても分かりやすく説明がされています。
IVカーブを測定するI-Vチェカー(I-Vカーブトレーサー)ですが、これが高額なのが目下の悩みです。1台約50万~70万円もするのでおいそれと買うことができません。
そこでお勧めなのが
です。
こちらの商品ですと、税込みでも20万円で購入することができます!
難点としては測定に10秒ほどかかるので、その間に日差しが変化すると測定値に誤差が出てしまうことがありますが、値段を考えると十分許容できそうです。
今後もこの本の内容やI-Vチェッカーの使用などに関してだけでなく、太陽光発電所のメンテナンス全般について、情報共有を図っていけたらと考えています!(*^-^)ノ
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